印度より愛を込めて
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作成日時 : 2007/11/09 03:38
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道草楽描〜そのその25[夢のハナシ〜その1]
旅のお供は一本なんと3ルピー(約9円)の木製ボールペン
これはあくまでも夢のハナシ。
今からさかのぼること、18年余り前のある夏のこと。
初夏とはいえ、排気ガスとアスファルトジャングルのクソ暑い東京を脱走した二人は、間違えて、もっとクソ熱いインドへと旅立ってしまった。
いちどは体験したい、色々なものにあふれているクソ熱いインドは、とりあえず、挨拶代わりの「気温40℃」という、呼吸する空気の方が体温よりも暑く、安宿のコンクリート6畳部屋にジィーッとしているだけで、体の余分な水分と塩分が、にじみ出てくるのであった。ということは、どうでもいいコトで、サルベーション・アーミーのクソ熱い部屋を飛び出しても、カルカッタの路上に漂う恐ろしいまでの湿気と熱気に、二人してめまいするサダル・ストリートであった。
ブルースカイというフレッシュジュース屋に駆け込み、マンゴージュースとバナナ・クッドゥ、そして、とどめのリムカを飲み干し、正気に戻ったところで、またまた熱地獄の街中にくりだした頭の中は、ただひたすらにパイプを手に入れることにのみ集中するのである。
はてさて? インド放浪旅人のパイプとはいかなるものか?と しばし考えたフリをしていると、目の前の路上で白いワイシャツ姿のおとなしそ〜な七三(シチサン)頭のオニーサンが、手づくり風のかわいい木製ボールペンを売っていた。その木製ボールペンを見て パッとひらめいた!!
こんなコトについては天才的なヒラメきをもつ職人・亀吉は、その木製ボールペンが、007の「印度より愛を込めて」の素敵なパイプに見えてしょうがなかった。ので、ついつい3本も買い求めてしまった。
手に入れるや否やのアズス〜ンアズ、もう我慢できなくて歩きながら削り始めるパイプ職人・亀吉は「飛びマス!飛びマス!」と独り言を呟きながら、アキれる相方をよそに、モクモクとパイプづくりにイソしむのであった。
真鍮(しんちゅう)製の火皿と右横に開けた空気取り入れ口がポイントね。天才!
これはあくまでも、遠い昔の夢のハナシ!
夢のつづきは、また後で……
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