海風吹くまま 「人生・道草楽描(らくがき)」

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浜のお命 頂戴いたします。

<<   作成日時 : 2008/06/18 05:01   >>

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道草楽描〜その42[海風〜其の十三]
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テラジャー●サンゴの海の砂地な底でのんびり暮らすテラジャー(マガキガイ)。無人島の磯遊びはトコブシ、サザエ、そしてテラジャーと、チョイと潜れば何かしら食材が手軽にゲットできるのだ。


 子供の頃,磯釣りに飽きたら,ひと泳ぎしながらよく貝拾いをした。たいていの貝は口にしていたが,なかには死ぬほどニガい貝が何個かあった。そのなかでこの巻貝の一種、奄美や沖縄でテラジャーと呼んでいるマガキガイは手軽に拾えて、10分ばかり湯がくだけで簡単にひっぱりだせ、その味は,塩水のついたままトコブシとアオサを一緒に食べるような、磯の味350%の旨味とほのかな甘味が凝縮されたような美味しさなのだ。
 がしかし、その中身はよーくみると実にふしぎな姿をしているのだ。目や鼻、口、手足、爪、そして帯状の内蔵と、まるでワタシたち人間の原型のような、器官のすべてをもちあわせているのだ。カタツムリの角の様に伸びる、このつぶらな黒いひとみでジィ〜ッと見つめられると「アッ!見られてるッ」と、思わずその瞳にテラジャーの「アンタ、だれ〜?」という意志を感じ、驚くのである。
 そうそう、拾ったすぐは砂が入っているので、小一時間ばかり、きれいな海水に浸けておくと砂を吐き出し、美味しくたべられるのだ。

 それにしても、実にウマい海の幸・テラジャーちゃんである。


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